三角巾で腕吊りをする方法|首が痛くならないためには?

こんにちは!ケアウィル編集部です。

 

腕をケガしたときは、まずは腕を動かさないように支えることが大切です。応急処置として三角巾で腕を吊る方法があります。


しかし、いざ三角巾を使おうとしても

「どういう手順で吊ればいいのかわからない」

「正しく固定できている?」

「首が痛くなりそうで心配」

と悩んでしまいますよね。


この記事では、三角巾で腕を吊って固定する方法をわかりやすく解説します。


三角巾で腕吊りをする方法


三角巾で腕を吊る手順は次の4ステップです。

①三角巾を広げて腕の下に入れる

まず三角巾を三角形に広げましょう。

長い辺を吊りたい腕と反対の腕側に、三角巾の頂点を肘の方向に向けてください。

このとき吊りたい腕を軽く曲げ、体の前に置く姿勢にして三角巾の中央部分に腕を乗せます。

この位置にすると、三角巾で肘まで包みやすくなり、腕全体も安定して支えられます。


②三角巾で肘を包む

次に三角巾の下側を持ち、その布を腕の上へ持ち上げます。

肘までしっかり覆うように包み、腕が三角巾に収まる形にしてください。

肘まで三角巾で包むと、腕を安定して支えられます。


③三角巾の端を首の後ろで結ぶ

三角巾の左右の端を持ち上げ、首の後ろで結びます。

このとき、手首が肘より少し高くなる高さに調整します。腕は体の前にあり、肩が持ち上がっていない状態が目安です。結び方が緩いと腕が下がります。

反対に締めすぎると、首や肩に負担がかかりますので、注意しましょう。このとき、結び目を首の後ろからずらすと、首への負担が減ります。


④肘側の余った三角巾を折り込む

最後に腕を固定するため、肘側に出ている三角巾を腕の内側へ折り込みます。肘の近くに布が余っていると、腕が三角巾の外に滑りやすくなります。

腕が三角巾の中に収まり、下に落ちない状態になっていれば腕吊りは完成です。


【チェックリスト】正しく腕吊りができていますか?


三角巾で腕を吊ったら、正しく固定できているか確認しましょう。腕吊りの目的は、腕の動きを押さえ安静を保つことです。高さや位置がずれると腕が下がり、首や肩に負担がかかります。


固定状態を確認するには、以下の4つのポイントをチェックします。

  • 手首が肘より少し高い位置にある

  • 腕が体から離れていない肘まで三角巾で包まれている

  • 腕が大きく動かない

  • 首に強い負担がかかっていない

腕が下がる場合や首に負担を感じる場合、三角巾の結び方や高さを調整します。


三角巾による腕吊りで首が痛くならない方法


三角巾で腕を吊ると、首が痛くなることがあります。以下では3つの対策を紹介します。


腕を体に近づけて固定する

腕は体の前に置き、体に近い位置で支えます。肘は軽く曲げ、腕が前に浮きすぎない位置に整えてください。肘の位置が体の横にあると、腕の重さが分散されやすくなります。

腕が体から離れると重さが首や肩に集中します。その結果、首の痛みや肩の疲れにつながります。


手首を肘より少し高い位置にする

三角巾で腕を吊るときは、手首が肘より少し高い位置になるように調整します。

腕は体の前にあり、肩が持ち上がっていない状態が目安です。手首が肘より少し高い位置になると、腕が安定しやすくなります。三角巾が緩いと腕が下がるため、結び方も確認しましょう。

 

三角巾の結び目を首の横にずらす

三角巾を首の後ろで結んだあと、結び目を肩側へ少し移動させてください。

三角巾の結び目が首の真後ろにあると、腕の重みが首の骨に当たり、苦しく感じやすくなります。首への負担を軽減するために、肩から近い位置に結び目をつくりましょう。


三角巾による腕吊りで首が痛いときの対処方法

三角巾で腕を吊ると首が痛くなる場合の対処方法を解説します。


腕を楽に支える「アームスリング」

三角巾で首が痛いときは、専用のアームスリングを使う方法があります。

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アームスリングは、腕を支えて安静に保つためのサポートグッズです。肩や首にストラップをかけ、腕を袋状の布で支える構造になっています。三角巾のように布を結ぶ必要がなく、腕を入れバックルを留めるだけで固定できます。


三角巾は応急処置として使われることが多く、結び方によっては固定が不安定になり、首に負担がかかることもあります。一方でアームスリングは腕を支える形で作られているため安定しやすく、首への負担も分散されやすいのが特徴です。


腕を長時間支える必要がある場合は、三角巾よりもアームスリングの方が楽に固定できることがあります。腕の状態や使用時間に応じて、固定方法を選ぶことが大切です。

 

1人でも着脱しやすい「アームスリングケープ」

三角巾よりも着脱しやすい方法として、アームスリングケープがあります。

アームスリングケープは、腕を支えて安静に保つための腕吊りサポート用品です。ケープの内側が袋状になっており、その中に腕を入れて支えます。三角巾のように首の後ろで結ぶ必要がありません。腕を入れたら頭から被るだけで装着できる構造のため、一人でも片手でも簡単に着脱できます。


三角巾は布を結んで固定するため、装着に慣れが必要です。結び直しが必要になることもあり、首に負担を感じる人もいます。一方でアームスリングケープは腕を包む形で支えるため、腕をゆったりと固定し、首への負担を軽減することが可能です。

腕を長時間支える場合や、1人で装着する必要がある場合は、三角巾よりもアームスリングケープの方が使いやすいことがあります。使用シーンなどに合わせて、無理のない方法を選びましょう。

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三角巾で腕を吊るときは正しい固定方法を知っておこう

三角巾は腕を支えて安静に保つための応急処置として使われます。ただし、腕の位置や固定方法が間違っていると腕が下がり、首や肩に負担がかかることがあります。


三角巾で腕を吊るときは、次のポイントを確認します。

  • 三角巾を腕の下に入れて腕全体を包む

  • 三角巾の両端を首の後ろで結ぶ

  • 手首は肘より少し高い位置にする

  • 腕は体の前で体に近い位置に保つ

  • 結び目を首の横に少しずらす


これらのポイントを意識すると、腕を安定した状態で支えやすくなります。首の負担が気になる場合や長時間支える必要がある場合は、アームスリングなど使いやすい固定方法を選ぶことも大切です。


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(監修:作業療法士)